2020年08月アーカイブ
2020年8月25日
妊活相談で札幌や東京に通院する方が多く
「体外・顕微の際の説明」をして欲しいにお答え致します。
受精卵のグレードに関して
受精卵のグレードは2種存在します。
≪初期胚の分類≫
グレード1…割球が均等・フラグメンテーションがない場合
妊娠率20~30%
グレード2…割球が均等・フラグメンテーション
が10%以下の場合なら
妊娠率20~30%
グレード3…割球が不均等・フラグメンテーション
が10%以下の場合なら
妊娠率10%以下
グレード4…割球が不均等・フラグメンテーション
が10~50%以下の場合なら
妊娠率5%以下
グレード5…割球が不均等・フラグメンテーション
が50%以上の場合なら
妊娠率5%以下
≪胚盤胞のグレード≫
グレード6…孵化した胚盤胞
妊娠率は60~70%
グレード5…孵化しつつある胚盤胞
妊娠率は60~70%
グレード4…完全胚盤胞、胚盤胞が全体に広がり
透明帯が薄くなる
妊娠率は50~60%
グレード3…完全胚盤胞、胚盤胞が全体に広がる
妊娠率は40~50%
グレード2…初期胚盤胞、胞胚腔が1/2以上
妊娠率は30%~40%
グレード1…初期胚盤胞、胞胚腔が1/2以下
妊娠率は20%~30%
さらに、
ABなどのアルファベットが2つ付きます。
前のアルファベットは(ICM)将来胎児になる部分
後者のアルファベットは(TE)胎盤になる部分
を表します。
アルファベットはAが一番良いのですが、不妊治療を
受ける方にはAは極めて稀。
Bだからと悲観なさらないで下さい。
またBL3BBのBLは胚盤胞の事で
胚盤胞のグレードが3なので妊娠率は40~50%と
お考え下さい。
さて、漢方はどんなお手伝いをするか?
抗酸化力アップ
病院治療は高単位のビタミンCを使います。
ビタミンCは親水性で細胞膜を通過しません。
漢方には親水性・親油性の両親媒性(水にも脂にも溶ける)
ものがあります。
血流量アップ
毛細血管内の血の巡りを正します。
瘀血・血虚などが原因して親指の爪大の卵巣
の毛細血管の血流アップ。
今月排卵した卵は6カ月前から準備されています。
この卵の成熟の為にまわりの卵子が
「私の分に使う血を捧げます」と死んでいきます。
AMHの急な減少もここにあります。
AMHが限りなくゼロで、まさか妊娠するとは?
と言われた方が妊娠したのはこの血流量をアップ
したからではないでしょうか、と思っています。
分かりやすく説明する!
結果が付いてくる!
だから、
くすりの元気の不妊相談は評判が
良いのだと思っております。
2020年8月11日
急性の蕁麻疹を、なぜか慢性化させてしまうのが夏です。
発汗により皮膚表面のバリアが崩壊する…
毛細血管拡張により炎症物質・痒み物質が末端で増える…
薄着になるので掻きこわしやすい…
暑くて寝苦しい…
いろんな事が相まって、こじらしてしまいがちです。
そんな時は漢方茶・漢方薬の併用をお勧めします。
☆赤く痒みが強いじんましんには、清熱解毒利湿
で風熱をとる銀〇解毒散とオリエンタルハーブティー
(漢方茶)の五行草茶をお勧めしていました。
この時、陰虚体質だったら虚熱を発して長引きやすい為
細胞や皮膚粘膜を補陰する目的で麦〇参顆粒
をプラスすると良いでしょう。
また、補陰目的を上げるために百潤露も良いでしょう。
☆熱毒によるじんましんは?
赤紫色になり、掻くと出血するようなモノには
瀉〇利湿顆粒と清〇顆粒を併用し、金銀花・タンポポ
野菊花・紫花地丁・龍葵が入った漢方茶をプラス
すると良いでしょう。
☆ストレスが溜まると出るじんましんは?
ストレスにより気が滞って起るじんましんは
気滞の改善をする逍〇顆粒や四〇散を足し
体表の熱を取る、金銀花・タンポポ・野菊花
紫花地丁・龍葵の漢方茶を飲まれると良いでしょう。
☆疲れると出るじんましんは?
気虚が原因するので、脾を正します。
この時、体質に合わせて健〇散顆粒・健〇散顆粒
や天然の消化酵素の晶〇仙と補〇丸や立て直す
パワーを上げるための食養生サプリが必要になります。
夏は体からエネルギーが無駄に流れ出てしまい
リカバリーが不得手になりがちです。
痒みの原因になる甘い物は絶対禁止!
仏壇からの下がり物が…これを考えていたら次に進みませんよ!
絶対に良くなるぞっ!良くするぞっ!と
強い意志を持って果敢に進みましょう!
写真を撮って、客観的に取り組むことをお勧めします。
写真を撮ってと言うと、中には「そんな気になれない
だって、見たくもないし…」と言う言葉が返ってきます。
残念ながら、このようなお考えでは改善するものも
改善しません。
果敢に取り組む!
原因が分ったら、取り組む!
じんましんは体が出すヘルプサインです。
お子さまのアトピー相談開始します。
ステロイド・免疫抑制剤を使い続けることに
不安をお持ちの方、お食事の改善と漢方の併用
ご指導いたします。